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執筆者の写真ohnoentclinic

院長日記H29

更新日:2022年9月29日

12月23日(土)「NBI(狭帯域光観察)が可能な電子内視鏡を導入しました」

NBIは、血液中のヘモグロビンに吸収されやすい狭帯域化された2つの波長の光を照射することにより、粘膜表層の網細血管、粘膜微細模様が強調表示されます。 本来はがんなど微細病変の早期発見や病変範囲の精密診断に有用とされています。 病巣疾患研究会理事をされている田中亜矢樹先生は、この帯域制限光を上咽頭炎の診断に応用してその有用性を報告しておられます。 当院でもこのNBIシステムを導入しました。 実際の上咽頭内視鏡所見を示します。




通常光












NBI











NBIを用いると、とくに粘膜下の充血がよく描出され、炎症の強さの診断に有用と思われます。併せて、田中先生が行っている内視鏡下での上咽頭擦過治療も始めています。

これは内視鏡下に上咽頭へ塩化亜鉛溶液を塗布しているところです。 これまで上咽頭への薬液塗布はBスポット療法とも言われていましたが、田中先生はEAT「イート」(Epipharyngeal Abrasive Therapy:上咽頭擦過療法)という用語の普及を提案されています。 内視鏡下での処置はEEAT(Endoscopic EAT)としています。 当院でもNBIシステムによる上咽頭炎診断の応用、またEEATを取り入れることにより、皆様のお役に立てればと思っています。











11月24日(金)「両陛下がごらんになった井の頭公園の紅葉」

おとといの11月22日、天皇皇后両陛下が井の頭公園を散策されました。 その時の様子がネットや新聞に掲載されました。 写真は公園内にある弁天橋を渡られているときのものです。

その翌日である昨日(11月23日)に井の頭公園に行ってみました。 公園の紅葉はちょうど見頃でした。 吉祥寺駅から七井橋通りを経ての入口です。

陛下の渡られた弁天橋です左写真にでている7番のマークです。

上からのぞき込んで撮りました。

狛江橋からみた弁天橋(画面左奥)です。 右に見えるのは井の頭自然文化園です

両陛下が映られている角度からすると、右下の写真に出ている井の頭自然文化園(有料施設)の橋から撮られたようです。 オレンジに染まる高い木は「ラクウショウ」で、この時期の名物ともいえる光景です。 皇后様がおっしゃった「とてもよい公園ですね」のお言葉は、すぐ近くに住む者としてはとても嬉しかったです。



10月26日(木)「天候と花粉飛散予測と」

今週の始め、10月22日(月)には超大型で非常に強い台風21号が上陸しました。 午前6時には中心が東京都八王子市付近にあり、おそらくここ福生市もほぼ中心付近が通過したと思います。 私個人としては首都圏にとっては最悪のコースで、勢力も強かったためかなり甚大な被害がでると予想していましたが、幸いそれほどではありませんでした。 今月は台風接近前には気温の低い長雨が続きました。 一方で10月8日、9日の連休中は25℃以上の夏日となりました。 気温、天気とも変化の激しい月でした。 来年2018年度のスギ花粉飛散予想が発表されましたが、東京における飛散数はウェザーニュースと日本気象協会とでは正反対の予測となりました。 ウェザーニュースでは昨年比70-90%と少な目、日本気象協会では昨年比200%以上と多い予想です。 ウェザーニュースは8月の気温、日本気象協会は7月の気温を参考に飛散数を予測しているからのようです。 正直あてになりませんね(笑)。 2017年度のスギ花粉飛散数は、平年(ここ10年)比0.69倍と少な目でした。 とくに今年の8月お盆の頃は気温が低く不順な天候で、連続雨観測日数が21日と、1年を通しても過去7位の記録でした。 この辺りを見ると、来年も少ないような・・・。 そう願いたいものです。


9月19日(火)「上咽頭炎三昧な9月」

タイトルに書いたとおり、今月は上咽頭炎に関する学会・研究会が重なりました。 9月2日(土)3日(日):第5回病巣疾患研究会:東京国際会議場国際交流会議場(江東区) 9月7日(木)8日(金):第30回口腔・咽頭科学会:ホテル日航金沢・金沢市アートホール(金沢市) 9月16日(土):第6回上咽頭炎研究会 :新阪急ホテル(大阪市) 病巣疾患研究会は、昨年と一昨年に一般演題で発表しましたが、今回は理事の田中亜矢樹先生から連絡が来て、シンポジストを依頼され、引き受けることにしました。 シンポジウムの座長は堀田修先生でした。 その時の模様です。


大きなホールでの発表でした。 写真は川崎市で開業されている茂木立学先生が撮ってくれたものです。 シンポジストですが、私の他は田中亜矢樹先生、永野千代子先生(仙台赤十字病院小児科)、國弘幸伸先生(慶應義塾大学耳鼻咽喉科)でした。 田中先生は耳管開放症と慢性上咽頭炎について、永野先生は脳リンパ流と慢性上咽頭炎について、國弘先生は脳脊髄液減少症に対する上咽頭処置についてのご発表でした。 國弘先生は、慶應の医局に在籍している頃からご指導を頂いており、私の上咽頭炎の論文の共著者にもなっています。 シンポジウム自体は、時間があまりなくて総合討論で発言する機会はありませんでしたが、このような機会を与えて頂き、病巣疾患研究会関係者の方々に感謝いたします。 これは初日夜に行われた懇親会での写真です。

左から茂木立学先生、私、田中亜矢樹先生、楠山敏行先生です。田中先生は、今や上咽頭炎処置の第一人者であり、鼻咽腔内視鏡(とくに帯域制限光)による上咽頭炎の評価や内視鏡下による上咽頭処置について多くの知見をお持ちです。 茂木立先生はこの研究会で「マイコプラズマ持続感染と慢性上咽頭炎」という特別講演を行いました。 今後マイコプラズマ持続感染はトピックになりうる話題です。 楠山先生は慶應の医局ではひとつ上の先輩にあたり、東京ボイスクリニック品川耳鼻いんこう科で音声を中心に診療を行っています。楠山先生からは比較的近隣の患者さんを多く紹介していただいています。 今回は上咽頭炎が音声障害をきたすメカニズムについて教えていただき、引用して発表させていただきました。 口腔咽頭科学会ですが、初日の一番最初に「慢性上咽頭炎と上咽頭処置を再考する」という教育セミナーで田中亜矢樹先生と堀田修先生が講演されました。 上咽頭炎に対する処置が広まるよう活動されている大御所2名の講演でした。 さて私ですが、事前に茂木立先生から連絡があり、私が演題を出すと「上咽頭炎」というひとつのセッションができるのではないかと誘われ、開業後としては初めて学会発表をすることになりました。 茂木立先生の作戦?通り「上咽頭炎」として4題の発表がありました。

左から茂木立先生、金秦秀先生、私です「上咽頭炎」のセッションでは大阪市大の先生の他、この写真の3名が発表しました。 金先生は神戸市で開業されており、Bスポット療法を積極的にされています。












そして最後に大阪で行われた上咽頭炎研究会に行って来ました。 これも茂木立先生から誘われ、たまたま横田基地開催に伴う休診と同じ日だったので行くことにしました。 会では田中先生が講演を行い、3回目の講演を拝聴したことになります。 上咽頭炎研究会は、大阪近隣で上咽頭炎治療を行っている、西田吉直先生、塩見洋作先生、そして金先生などが中心となって立ち上げた会で、今回が6回目でした。 会では遠方からの参加となった茂木立先生や私のことを西田先生からご紹介いただき、懇親会のあとは2次会まで誘っていただいてすっかりご馳走になってしました。 最後に、病巣疾患研究会の抄録を載せて報告を終わりにしたく思います。 関係各位の先生方には、いろいろとお世話になり感謝申し上げます。

8月28日(月)「開業10周年記念納涼会」

現在トップページにも出していますが、お陰様で本年8月1日をもちまして開業10周年を迎えました。 当院では毎年納涼会を行っていますが、今回は「開業10周年記念納涼会」ということで、立川グランドホテルにて当ビル1階の鈴薬局さんと合同で行いました。 節目の会でしたので、当院の入っているビル、メディカル・ビーンズのオーナー夫妻や、鈴薬局さんをはじめとする約90店舗の調剤薬局を所有するエスシーグループの社長さんにもご臨席頂きました。 途中で「大野耳鼻咽喉科の歩み」と題したスライドショーを私が行いました。 写真はその時の様子です。

開業当時の様子や、患者数の動向、院内行事の写真などを流しました。











その後、関係各位に御祝いの言葉などを頂きました。 とてもあたたかい、アットホームないい会だったと言っていただきました。 なごやかな雰囲気のうちに会は進み、最後に集合写真をとりました。














7月23日(日)「ヨガ初体験:なべくら高原の森林セラピー」


いきなりですが、これは先日吉祥寺駅構内で撮ったJR東日本『大人の休日倶楽部』の吉永早百合さんのポスターです。 現在も首都圏のJR駅構内に掲示されており、テレビでCMも流れました。












先月になりますが(6月18日)、同じ場所で初めてのヨガ体験となる森林ヨガをしてきました。 長野県飯山市にある「なべくら公園森の家」では、森林セラピーを行っています。 機会があってこの森林セラピーを申し込んでみました。 吉永早百合さんが撮影に来ていたということは、現地に行ってインストラクターに聞いて知ったのです。 森林セラピーとは、森の持つ癒しの力を科学的に解明し、心と身体の健康に生かそうとする取り組みです。 森の家のコテージを抜け、森の中の遊歩道を歩いてブナ林の開けたところでシートを敷き、ヨガを行いました。


写真は左から私、義母、義父、娘、妻です。木のポーズです。私の敷いていたマットは、吉永さんのと同じ色だったということで、もしかしたら??。















身体の硬い私にはできないポーズもありましたが、ポーズをとることが目的ではなく、森のエネルギーを身体いっぱい吸収しましょう、ということでした。 ひとときの癒しの時間・・・でした。



6月14日(水)「全日本大学野球選手権で59年ぶりに立教大学が優勝-長嶋茂雄も観戦」

昨年5月の院長日記で東京六大学野球の話題を載せましたが、平成29年春のリーグ戦では立教大学が優勝しました。 これは1999年以来18年ぶりのことで、21世紀に入ってからは初の優勝となります。 今季は第7週まで東大を除く5大学に優勝の可能性がある混戦で、最終週の早慶戦で慶應大学が連勝すれば慶應の優勝でした。 慶應は初戦に勝ったものの、第2戦で破れ立教大学の優勝となりました。 立教大学は東京六大学野球の代表として全国大会である全日本大学野球選手権に出場しました。 そこで3回勝ち進み、決勝へと駒を進めたのです。 決勝戦は6月11日(日)に神宮球場で行われたので、見に行ってみました。 二男は最終学年ということもあり、おそらく全国大会を見るのは最初で最後になると思います。 相手は千葉大学野球連盟代表の国際武道大学でした。 立教応援席となっていた3塁側内野席で観戦しました。 外野席こそ開放していませんでしたが、内野席は多くの観客で埋まっており、立教大学関係者が多く来ていたと思われます。 1回の表、武道大学に1点先制を許しましたが、 その裏、満塁のチャンスから2点タイムリーヒットが出て逆転すると、指名打者大東がスリーランホームランを放って5点を取りました。

1回裏満塁のチャンス





















3ランを放った大東を迎える選手。右はネットに出たプロの写真。何と上の写真とほぼ同じ瞬間です。 その後先発の手塚を5回途中から救援した1年生の中川が無失点に抑え、追加点も取って9対2で勝利しました。 立教大学の優勝は59年ぶり(4回目)の快挙でした。 東京六大学野球での優勝に加えて、全国27校代表を勝ち抜いての優勝なのですごいことです。 監督の胴上げです。


貴賓席にはあの長嶋茂雄さんの姿が・・・。 長嶋さんが在籍していた頃も優勝しています。私は立教大学卒ではありませんが、昨年5月の院長日記の通り六大学野球を見てきたので、同大学の校歌、応援歌は知っていました。 二男が立教新座高校野球部の時に1番の歌詞を覚えたので、一緒に歌ったのですが・・・。 試合後の校歌は3番までのフル合唱で、2番以降は歌えず・・・ボロがでてしまいました。



5月24日(水)「身辺PCの入れ替え、更新」

PC等の電子機器は次から次へと新しくなりますし、月日が経てば調子が悪くなったりといろいろ悩まされます。 このところ身辺のPC関連機器のトラブルや入れ替えが多く発生しています。 これらに関連した話題やおしらせなどを載せてみます。 1)電子カルテの更新 開業5年目の平成24年8月に電子カルテ移行の話題を載せました。 この時から現在使用しているラボテックの電子カルテですが、 PCの基本ソフトであるWindows7のサポート期間が切れると案内されました。 それまではPC本体の不具合が生じた場合は無償修理ができたのですが、これからは実費になるということでした。 これにあわせるように、ラボテックからはWindows10を基本ソフトとした電子カルテシステムが発売されました。 そのまま現在のを使うこともできるのですが、たまたまモニターの不具合も重なり、思い切って7月中に入れ替えることにしました。 入れ替えと言っても、5年間に新規で購入したのと同等以上のコストがかかるので、「新規入れ替え」といったところでしょうか。 予定では7月24日(月)から新規の電子カルテで運用します。 当院では夏の閑散期ではありますが、慣れるまでの入れ替え後数日間は時間がかかったり、トラブルの発生する可能性があります。 あらかじめ、ご理解のほどお願いいたします。 2)診療報酬オンライン請求システムの変更 患者さんが窓口にて保険診療で負担する残りの診療報酬は、国保・社保にオンラインで請求しています。 当院ではインターネットをケーブルテレビ回線で使用していますが、直接のオンライン請求はNTT回線しか対応していません。 これまではセキュアネットワークという業者と契約して、インターネット経由で請求を行っていました。 しかし、この請求用PCの基本ソフトがVistaで、マイクロソフトのサポートが終了してしまいました。 これからはウイルス感染などの危険性が高くなります。 また請求するたびに、電子カルテからデータをVista PCに移し替える必要があったり、セキュアネットワークとの契約更新など面倒な点がありました。 そこで、7月の電子カルテ更新に併せてNTT回線を引いて直接請求できるように進めています。 多少コストはかかりますが、ストレスの軽減にはなると期待しています。 3)当院携帯HPの変更 現在当院の携帯HPはkatyというサイトを用いていましたが、この5月いっぱいでサービスを終了するということです。 そこで、fc2ケータイというサイトに変更しました。 当院トップページからご覧ください。 なお、携帯サイトは最低限の情報しか載せていませんので悪しからず・・・。 4)個人用PCの不具合 個人用のPCは富士通のノートブックで、基本ソフトはWindows8.1でした。まだ購入して3年も経っていなかったのですが、いわゆるブルースクリーンと言われるエラー画像が出て、強制的に再起動されてしまう現象が生じました。 エラーはKernel data inpage errorというもので、ネットの情報から修正を試みましたが悪化してしまい、買い替えることにしました。 PCが使えないと仕事にならないので、先日ヨドバシカメラに行ってみたところ、候補となった富士通のノートブックは在庫がないということでVaioの製品にしました。 Windows10でデータ移行も無事に済んで、今のところうまく稼働しています。 富士通のノートブックは5年保証だったので、後日修理に出す予定です。 5)iPhoneの買い替え いわゆるスマホですが、現在は3年前の4月に購入したiPhone5cを用いています。ご存じのように今はiPhone7の時代・・・、完全に遅れています。 徐々にバッテリーの持ちが悪くなっているし、データもいっぱいになってきたし・・・。 そろそろ買い替えなければなりません。 この古いiPhone5でも写真はきれいに撮れます。 最後に先月終わりに新潟県湯沢町を流れる魚野川で撮った写真を載せます。 雪解け水で迫力のある流れでした。 雪解け水は青みがかって見えます。 滝壺は泡だって青白くなっていました。 もちろん、今のiPhone5で撮った写真です。

現在診察室PCのバックグラウンドで使用しています



















4月25日(火)「少なかったスギ・ヒノキ花粉飛散と花粉症もどき」

今年のスギ、ヒノキ花粉の飛散は、昨年よりかなり少ない結果となりました。 下図は昨年も出した東京都健康安全研究センターが出している、青梅の花粉飛散数をグラフにしたものです。 スギ花粉は、ピンクの昨年に比べて赤の今年は少ないことがわかります。 さらにヒノキ花粉に至っては、昨年と比べるとほとんど飛散していないような状況でした。 テレビの情報では、いまだに「ヒノキ花粉がやや多い」という情報ですが、実際にはごく少量です。

4月に入ってから、「花粉症がひどくて」とおっしゃる患者さんがいらしていました。 よく聞いてみると、 鼻水、鼻づまりの他にのどが痛いとか、微熱が出たとかおっしゃいます。 花粉症であれば、このグラフが示すとおり、2月の後半から症状が出ているはずです。 「それは花粉症ではなくて、風邪ですよ」と言うと、「えっ、そうですか?」という反応をされる方が多いです。 この時期に体調不良をおこすと、何でも花粉症だと思いこんでしまうようですね。 花粉症はくしゃみ、水様性鼻汁、鼻づまりと目の痒みが主症状です。 強いのどの痛みや熱は伴いません。 使うべき薬の内容も変わってきますので、注意が必要です。 こういった風邪が悪化して、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)になっている方もいらっしゃいます。 東京都健康安全研究センターなど、花粉飛散数の情報はネットでも見られますので、参考にされるといいかと思います。

3月19日(日)「福生神明社-ひとまず見納めの梅祭り-」

約3年前まで居住していた福生の家のそばにある神明社では、毎年境内の梅がきれいに咲き、梅まつりが行われてました。 青梅市では梅の木を弱らせるプラムポックスウイルスの感染が見られ、2014年には名所であった「梅の公園」の木が全て伐採されました。 ここ神明社でも何本かの梅の木への感染が見られ、宮司さんの話によれば一部を伐採したのですが、夏の間に梅の葉を取って調べた検査で残った木にも感染が認められたため、ここでも全ての梅の木が伐採されることになってしまったということです。 誠に残念ですが、この梅はひとまず見納めということになりました。 「梅の公園」では伐採後3年が経過して再植栽が許可されたそうです。 ここでもこのあと伐採されますが、3年後からふたたび梅祭り復活に向けての植栽を考えていらっしゃるようです。 3月5日に訪れたときの写真を載せます。 宮司さんのメッセージも併せて載せます。 無念さと復活へ向けた思いがこめられているようです。 またここで春を満喫できる日が来ることを期待して・・・。




2月17日(金)「花粉症と果物アレルギー:口腔アレルギー症候群のパンフレット」

今日春一番が吹き、青梅市では最高気温が23℃を超えました。 いよいよ本格的なスギ花粉の飛散開始です。 今月の日本医師会報のパンフレットに口腔アレルギー症候群の話題が出ていました。 H24年6月の本欄でも解説していますが、わかりやすく説明してあるので載せておきます。 果物を食べると口がかゆくなったりいがいがする方は是非ご覧ください。


1月24日(火)「19年ぶりの日本人横綱誕生:大相撲への思い」

明日稀勢の里が正式に第72代横綱となる運びです。 日本人横綱としては19年ぶりの誕生になります。 子供の頃、まだ大鵬が現役の晩年だった頃に蔵前国技館へ相撲を見に連れて行ってもらったことがあります。 当時の横綱は、大鵬、玉の海、北の富士でした。 大関に大麒麟、清国、前の山、琴桜がいて、貴ノ花が関脇に、若き17歳の北の湖が十両にいました。 観戦した客に配られる力士の写真入りカタログをよく眺めていたので、今でも覚えています。 以来、ずっと大相撲ファンで相撲中継を見られるときはテレビ観戦しています。 いろいろな流れがありましたが、貴ノ花の息子である若花田、貴花田が上がってきた頃に大相撲ブームとなりました。 私が小学生の頃、山梨の天目山荘という宿で、まだ3歳と2歳ぐらいだった若花田(若乃花)、貴花田(貴乃花)と一緒になり、遊んであげたことがあります。 当時の貴花田は、父貴ノ花の文字と顔の絵が入った浴衣を着ていました。 これはなんて書いてあるの?と聞くと、「ぱぱ・・」ってこたえてくれました。 当時から牛乳を1日に1リットル飲むということでした。 そんなこともあってふたりを、とくに貴乃花を熱狂的に応援していました。 若貴フィーバーの頃に生まれた長男には、「貴」の字をもらったほどです。 その後若貴ブームは去り、大相撲の人気は消退しました。 当時の曙、武藏丸に続き、朝青竜、白鵬などの外国人ばかりが横綱になり、会場の枡席には空席が目立つようになっていました。 さらに八百長問題などの不祥事が相撲界を襲ったりしました。 そんな大相撲人気や陰りがあっても、ある意味冷静に大相撲を見続けてきました。 そして、期待されながら何度もここぞの大一番で負け続けた稀勢の里が、ようやく花を咲かせました。 優勝インタビューをもらい泣きしながら見ていました。 国技館に行ったりする機会はそうないと思いますが、かくれ大相撲ファンとして今度も見守り続けていくことになるでしょう。

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