12月26日(土)「セキセイインコ飼い始めました」
これは自宅の話ですが、約20年ぶりにセキセイインコを飼うことにしました。 娘はネコを飼いたいと言いだしていましたが、いろいろと制約があるのでセキセイインコもかわいいから、と言い聞かせました。 娘とはハムスターを何度か飼っていましたが、人になつくというものではなく、寿命が短いので2年ぐらいで死んでしまいます。 しばらくペットのいない日々でした。 セキセイインコとの出会いは、私が小学校の頃家に帰るとピーピーという鳴き声が聞こえて驚いたことから始まります。 親が知り合いから生まれてから間もないセキセイインコの幼鳥をもらったのです。 幼鳥の頃に手に乗せてさし餌をすることにより手乗りとなります。 なついてくれて、とてもかわいいものでした。 以後何羽か飼って、最後のインコはものまねもして気に入っていましたが、子供のアレルギーの心配で譲ってしまいました。 では紹介します。

ラピスことラッピーちゃんです。
12月17日おうちにやってきた日の写真です。
11月25日静岡生まれということです。
まだ羽が生えそろっていない幼鳥です。
動くので少しぶれてしまっていますが・・・。

6日後の12月13日です。 たった6日間でこんなにしっかりしました。 成長が早いですね。 ラッピーちゃんは淡い緑が魅力です。 すこしだけ他のインコより高額でしたよ。 この配色に惚れて決めました。 呼ぶとピーピーと返事をします。 近づくと顔を上下させてうれしそうに寄ってきます。 なんて癒されるかわいさでしょう。 まだ手乗りインコとしては修行中ですが、かわいくなついてくれるのを楽しみにしています。 購入したペットショップで、幼鳥をうまく育てるには1に温度、2に温度と言われました。 27℃から30℃位に保つ必要があるということです。 下の写真の後ろに映っているのが保温用の遠赤外線ヒーターです。 ペット用ですが、ちょっと高めのラッピーちゃんよりも高額でした。 それと、インコでよくものまねをするのはオスだと聞きました。 幼鳥の頃は性別がわからないということです。 大人のオスだと鼻のところが青くツヤがあって、メスだとピンクででこぼこしています。 男の子であってくれるといいのですが、女の子でもいいかなって思います。 寿命は7-10年ということですが、長く元気でいてくれることを願っています。
11月27日(金)「紅葉の京都に行ってきました」
連休の初日11月22日(日)に思い立って京都に行って来ました。 京都には何度が訪れたことがありますが、 一度秋の京都を見てみたいと思っていました。 日帰りなら荷物が少なく気楽に行かれるだろう、そして混んでいるから自転車で回ってみようということで、事前に電動のレンタサイクルを手配しました。 どこも予想以上のすごい人出でしたが、人の波、渋滞の車をすり抜けて電動自転車は軽快に走るのでした。 どこも素晴らしい紅葉で、秋の京都を満喫してきました。

東福寺

高台寺

永観堂

南禅寺
10月28日(水)「上咽頭炎の治療内容を強化しました」
寒暖の差があるためか、例年よりも多くの患者さんが来院されて混雑しております。
風邪などひかないようにお過ごし頂ければと思います。
さて、先月の日記で書いたとおり、病巣感染研究会で上咽頭炎治療に取り組む先生方の発表等に刺激され、当院で従来から行っている塩化亜鉛による上咽頭処置以外の治療法について強化することにしました。
詳しくは上咽頭炎について記載しているページをご覧ください。
これらは患者さん自身ができる治療内容となります。
併せて当院で薬剤等を納品してもらい、販売することとなりました。

梅エキスの点鼻液ミサトールリノローションです

夜間の口呼吸を予防する口テープです。 いびきの予防にもなるかと思います。
生理食塩液による鼻うがいの容器は無料で配布しておりますが、生理食塩液を自分で作るのが難しかったり面倒くさいといった声が聞かれましたので、生理食塩液(300ml滅菌ボトル入り)も販売することとなりました。
価格等も同ページに記載してありますので、ご覧ください。
9月15日(水)「第3回病巣疾患研究会で上咽頭炎の発表をしました」
去る9月5日(土)、6日(日)の二日間、第3回病巣疾患研究会があり、上咽頭炎の演題を発表してきました。 これは、同日撮った本研究会会長の堀田修先生との写真です。

「鼻うがい健康法」著者で、本研究会会長の堀田修先生と堀田先生は、腎臓疾患を専門とする内科医で、現在ではスタンダードに行われている、IgA腎症に対する口蓋扁桃摘出術+ステロイドパルス療法を提唱した先生です。 しかし、これを行っても腎炎の改善しないことがあり、これらの症例に上咽頭炎の治療を試した結果、改善した症例がみられたことから、本疾患をはじめとする様々の疾患に上咽頭炎に対する治療の重要性を示されております。 私も以前より上咽頭炎に着目し、日常的に塩化亜鉛による上咽頭処置を行ってきました。 今回、慶應義塾大学耳鼻咽喉科の國弘幸伸准教授より、アダバイオの大森様を紹介頂き、本研究会を知りました。 本研究会発表内容の抄録を下に載せます。

8月24日(月)「9月に牛浜こころの森クリニックオープンします」
9月に当院のお隣で心療内科・精神科・内科の「牛浜こころの森クリニック」が開院します。

これは入り口ドアの写真です。 昨年2月に別の先生が精神科を開院されましたが、残念ながら約半年で閉院されてしまいました。 その後に開院されます。 しゃれたネーミングとロゴですね。 院長は森先生といいます。 当ビル(メディカル・ビーンズ)2階は、うちと精神科、カフェで埋まりました。 実はまだ3階があいているのです。 メディカル・ビーンズの活性化、期待できそうです。
7月27日(月)「真夏まっさかり」
先月エルニーニョ現象が発生していると記しました。 冷夏になるかと思いきや、猛暑の日々が続いています。 これは台風が太平洋高気圧を強めたためのようです。 きのうの夕方、近くの公園へ散策に出かけると 盆踊りのはやし、太鼓の音が聞こえ オニヤンマが前からやってきてすり抜け ひまわりが咲き誇り 蝉時雨は最高潮にさしかかっていました。 早くもツクツクボウシの声を耳にして、ヒグラシの合唱も聞こえました。 おとといには隅田川や立川の昭和記念公園の花火も行われました。 まさに真夏まっさかりです。 高温安定になると、いらっしゃる患者さんの数も少な目になります。 気持の上では、少しゆとりがありつつもけだるいような日々を過ごしています。 明日以降、猛暑は若干落ちつくようですがなお暑い日々が続きます。 どうか熱中症には注意してお過ごしください。
6月25日(木)「気候による来院患者数の変動」
エルニーニョ現象が起きているようで、梅雨になっても梅雨前線が日本列島の沖合に離れて停滞しています。 その影響で、日本列島付近は北からの寒気が入りやすく、大気の状態が不安定になって積乱雲が発達し、ざっと強い雨が降ったり雷や突風の起きやすい状態になっています。 例年の、じめじめしてしとしとと雨の降る梅雨とは異なっています。 今年は梅雨明けが遅れたり、明けても不順な天候が続く心配があります。 先月にも少し書きましたが、今年は春の訪れが早く、花粉症は早い時期にずれ込み花粉飛散の収束も早くなりました。 5月になると記録的な暑い日が多く、一足早く初夏を迎えたような高温安定の日々が続きました。 高温安定になると風邪を引きにくくなるようです。 そのためかと思われますが、3月まで多かった来院患者数が、4月、5月は昨年よりも減少しました。 今月に入り、このような不順な天候となってからは、昨年よりも来院患者数が多く推移しているようです。 急性中耳炎は、1年のうちで5月に最も多いのですが、その波が今にずれてきているような感じで、耳痛で来院する患者さんが多くなっています。 このように、耳鼻咽喉科の来院患者数は気候の状況によって左右されるようです。 この夏は高温安定にはならないようですから、体調管理に注意した方がよさそうですね。
5月27日(水)「冬から初夏へ」
暑い日が続いています。 東京では、今日の暑さで5月としての夏日(最高気温25℃以上)が19回目となってこれまでで最多になりました。 まだ数日記録しそうなのでさらに伸びそうです。 例年真夏には患者数が少なくなりますが、夏のような高温安定の気候が続いているためかここ2年より少ないようです。 3月に入っても寒い日が続いていましたが、その後急に暑くなりました。 ここ何年か感じていることですが、春をあまり感じることなく初夏を迎えてしまうような気がしています。 さて、連休中に出かけた新潟と秩父の様子を載せてみます。 今年は桜もそうでしたが季節の進みが早く、これらの花も早めに咲き始めていました。
ゴールデンウイーク(4月29日)の新潟県湯沢町から

カタクリの花です

こちらは水芭蕉 両方ともまだ残る雪を 入れてみました

こちらは秩父(5月4日)の芝桜です
こんなハート型に彩られています

秩父のゴルフ場で見た日輪現象と 水平環アークの競演です
4月19日(日)「耳鳴に対する音響療法TRT」
今年は春の訪れが早かったようで、桜の花も早めに咲きましたが、スギ、ヒノキ花粉も昨年より1週間から10日ほど早くピークを迎え、すでにほぼ収束しました。 そのためか、4月に関しては比較的患者さんの数が少な目で推移しています。 これからは、学校健診で病名のついた学童、生徒さんなどでしばらくは忙しいかと思っています。 さて、今回は耳鳴についての話です。 聴力は年齢的に高音の領域から低下する傾向にあり、これに伴って耳鳴を自覚される患者さんが多いため、50歳以上の患者さんが多くなります。 これまで耳鳴に対しては主に薬物療法が行われてきましたが、なかなか改善させるのは難しく、「耳鳴は治らない」として医療側からも煙たがられている部分があります。 当院でも、耳鳴に対して一般的に使われているビタミン剤や循環改善剤の他、耳鳴に有効とされる漢方等を用いて治療しています。 中には耳鳴が軽減される患者さんもいらっしゃいますが、なかなか満足できるような治療効果は得られないことが多い状況です。 こういった耳鳴は年齢的な自然の変化に伴うものですので、これを改善されるには聴力を改善させるしかありませんが、若返る薬はありません。 そのため治療が難しいということになります。 耳鳴を自覚していても、これが気にならなければ日常生活上はそれほど支障を来しません。 したがって、耳鳴の治療目標としては耳鳴を消失させることではなく、支障を来さない程度に軽減させることにあります。 まずは、通常の耳鳴であれば必要以上に気にかけないことが必要といえます。 最近行われるようになったのが、サウンドジェネレーターという補聴器に似た器械を用いて雑音を流し、耳鳴を軽減させる音響療法(TRT: Tinnitus retraining therapy)です。 この器械を通常1日に6時間以上装着し、耳鳴よりやや小さな雑音を入れることにより、 早ければ3か月ほどで効果が表れるとされています。 薬物療法で効果のない人でも6-7割に効くとされています。 当院でも、サウンドジェネレーターを販売している業者に来てもらい、院内で対応しています。 器械を購入する場合は、1台5万円程度の負担が必要になります。 つい最近、NHKのためしてがってんでTRTが紹介されたため、にわかに来院される方や問い合わせが多くなりました。 ご希望の方はご相談頂ければと思いますが、上述のように、耳鳴を完全に消し去るような治療ではないこと、また効果のない方もいらっしゃる点をご理解頂ければと思います。
3月21日(日)「しみず小児科・内科開院しました」
3月16日に、同じ福生市牛浜駅近くでしみず小児科・内科が開院しました。 院長の清水マリ子先生は地元の出身で、大学の後輩にあたります。 公立福生病院勤務中には一緒になったことがあり、清水先生が音頭をとって行っていたテニスにもよく参加させてもらいました。 公立福生病院のあとは、杏林大学病院に戻り、その後稲城市立病院小児科部長でご活躍されました。 その後、開業準備と内科勤務を目的に公立福生病院に戻られておりました。 予防接種に関しては、その内容の講演をされたりしておりました。 当院からは、駅をはさんで反対側になりますが、車ですと数分のところです。 4月からは、西多摩地域では初めての病児保育室をはじめられます。 患者さんをお願いすることも多々あると思っております。 当院同様、よろしくお願いいたします。 15日(日)内覧会当日写真を載せておきます。

駐車スペースは30台分あるということです

院内の様子

院長の清水マリ子先生と
2月26日(木)「ささやかな喜び」
2月22日(日)に、日本気管食道科学会専門医大会という講演会があり、宇都宮まで行って来ました。 気管食道科学会専門医として、所定の単位を取得する必要があるため出席してきました。 宇都宮と言えば、研修医の頃に居住していた懐かしいところです。 通常は東京駅または上野駅から東北新幹線で行くと思いますが、調べていると湘南新宿ラインで新宿から直通していることを知りました。 多少の節約もかねてこの湘南新宿ラインで行ってみることにしました。 けれど、2時間ぐらいかかる長い旅となるので、せめてグリーン車に乗ってみようかと思いつきました。 新宿駅のホームにグリーン券を発売する機械があります。 これがスイカ対応になっていて、入れてみると行く先を押すボタンが表示されます。 780円であることを確認してボタンを押すと、スイカが出てきましたが、切符が出てきません。 んっ?、スイカに記録されているから切符は出ないのかな?と不安を抱えたままグリーン車に乗ってみました。

すると座席の前に、『スイカを座席の上にかざしてください』とあります。
上を見るとスイカをあてる部分があり、これにかざすとランプが緑に変わってグリーン券購入済が表示されるようになっていたのでした。
いや、知りませんでした・・・。
めったに乗らないグリーン車に乗って、ひととき旅行気分を味わったのでした。
話は全く変わって、医院で使っているランプの話です。 耳鼻科用ユニットにある、主に耳の処置の用いるマイクロ(顕微鏡)のランプが切れて、在庫が少なくなりました。 出入りしている業者に頼めば納品してくれますが、けっこう高価なのです。 今回ネットで手に入らないかと見てみると、ありました。 3500円ぐらいが相場のようですが、2300円というのを見つけ、そしてとうとう1000円(税抜き)というのがあったのです。 半信半疑で問い合わせメールを入れるとまとめ買いもできるというので買ってしまいました。

払い込みを済ませ、翌日に商品が着くと、使っているものとまったく同じです。 まとめ買いしたので、結構お得でした。 医療機器ではなく、オーディオ製品を扱うお店でした。 このランプは喉頭ファイバーで用いている光源にも使えるのです。 ささやかな喜びのある月でした。
1月23日(金)「今シーズンのスギ花粉について」
年が明けたと思ったら、もう後半になってしまいました。 例年通り、 1月は来院患者数が少な目で一息ついている状況です。 あまり話題がないのですが、今シーズンのスギ花粉についてのお話です。 昨シーズンは、スギ花粉の飛散量が少なかったのですが、スギ花粉の飛散量は1年おきに多くなる傾向にあります。 要するに、少なかった年の翌年は多く飛ぶ傾向にあります。 スギ花粉飛散量に影響するという前年の夏の暑さもそこそこであり、平年よりも多くなる予想になっています。 事前に行う対策として、3つの点について触れてみます。 1)シダトレン 詳しくはH26.10月の院長日記をご覧ください。 スギ花粉の飛散が近くなってからの投与開始はできません。 したがって、これからシダトレン服用を考えていらっしゃる方は、来シーズン以降のスギ花粉に対してとなります。 スギ花粉が飛散して、免疫反応がおさまる6月以降から投与開始を再開します。 同薬剤の発売開始が平成26年10月8日であり、1年経たつまでは最大2週間しか処方できません。 したがって、9月中旬以降から開始すると来院回数が少なくすむことになります。 いずれにせよ、根気のいる治療法ですので、長く服用できるということが必須条件となります。 2)レーザー治療(現在は行っておりません) レーザーによってアレルギー性鼻炎をおこす場である下鼻甲介粘膜を焼灼、変性することによりスギ花粉症症状の程度を軽くすることが期待できます。 これも、焼灼後1か月ぐらいはむしろ不快な症状が強くなりますので、来シーズン以降の適応となります。 秋から冬の始め(9月から12月ぐらい)までのうちにすませておく必要があります。 3)抗アレルギー剤の季節前投与 現在対応できる方法です。 スギ花粉が飛散して症状悪くなる前から抗アレルギー剤の服用を開始すると、スギ花粉症状が軽く抑えられることが期待できます。 以前は少しでも早めに服用を開始したほうがいいようなことがいわれていましたが、最近の抗アレルギー剤(第二世代抗ヒスタミン薬)は、効果の発現が早いため、スギ花粉症の症状が出はじめてからでも大丈夫です。 今のうちに抗アレルギー剤等の処方を受けておいて、症状が出てきたら服用を始めるというのが賢明かと思われます。 以上スギ花粉症対策でした。
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